2025年3月と7月に開催したグループ展「環世界」を通じて、5名の作家の異なる視覚表現から、世界の見え方の違いや、重なり合う部分を探りました。

 

「環世界」とは、生物がそれぞれ独自の時間・空間として知覚し、主体的に構築した世界のことを指します。2つの展示は、5つの世界に触れていただく機会として開いたものですが、それはまだほんの入口でした。この先、彼らの表現する世界をさらに紹介していくことが今後ギャラリーの進む方向として見えています。

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今回は、その先へ進む前に、改めてこれまでの活動を知って頂く機会を作りたいと思います。環世界の旅の記録、それをお伝えするのが「環世界のフィールドノート」です。

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予め展示されている作品は今回ありません。その代わり、訪れた方に応じて、その人のために1点ずつ作品を、これまでの経緯などを交えて紹介します。

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また、「環世界のフィールドノート」という冊子を実際に作り、ギャラリーでお配りします。奥天昌樹、金炯紀、サガキケイタ、西村陽一郎、吉岡雅哉、5人の作家の作品を掲載した最小構成に加え、その他にもあれこれとランダムなページを用意して、色々なバリエーションの冊子を作ります。また、訪れた方の希望に応じて、ページを追加・編集できるようにするので、ご自身のフィールドノートとして、お持ち帰りいただけます。

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作る方の視点も、見る方の視点も、世界の見方はそれぞれ異なりますが、手にしていただくフィールドノートのなかに、ご自身と重なる世界を見つけてもらえたらと思います。

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2025年3月の環世界

2025年7月の環世界