囚人ファイル

吉岡雅哉
2022 / H.333 × W.242mm / Oil on canvas

作家の偏愛によって選ばれた、一筋縄ではいかぬ顔ぶれの肖像画シリーズ、「囚人ファイル」。2011年頃より描かれるようになり、現在も続くシリーズですが、当初作家はプライベートな活動の一環として制作しており、公開を目的としていませんでした。

限定された色とペインティングナイフのみによって描かれ浮かび上がるその生々しい表情には、対象の内面に触れたかのような痕跡が確かに残されています。

個別のタイトルはなく、全て「囚人ファイル」というシリーズ名が付けられています。対象はその名の通り囚人となってしまった人物や、メディアに登場する人物など様々ですが、ポジティブ・ネガティブに描き分けようという意図は一切なく、ただひたすら、対象に迫りたいという純粋な興味と衝動によって描かれています。