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香月恵介
2022 / H.210 × W.120 mm / Acrylic on panel / ed.15
何気ないけど、誰もが見たことのある、けれどもいざ目の前に現れると違和感のある、デジタル上にしか存在しないカーソルを具現化した作品です。
作家が一点ずつ制作するにもかかわらずエディション制を採用している点が、香月が構築した非常にユニークな制作システムを反映しています。
カーソルシリーズ(3種類)はWebショップでも期間限定販売しております。(アカウント登録不要)
https://minnanog.theshop.jp/
超高解像度化した現代のディスプレイが再現する3DCG空間は、現実空間と錯覚してしまうくらいの精度を実現するに至っていますが、そんな中でもドット絵はいまだに存在し、それどころかあらゆる次元に同居することが可能になり、無くなる気配はなさそうです。むしろ現実とバーチャルとの境が曖昧になればなるほどに、自分が今どちら側に立っているのかを自覚するための存在としてあるかのようにも見えてきます。もし目の前のカーソルを自分の意志で動かせたなら、それはつまり現実の空間に自分は今立っていないということになりそうですが、いかがでしょうか?そうではなくて、バーチャル世界がフリーズしているだけ?
関連記事「香月恵介インタビュー」
https://note.com/yoichitamori/n/nb3e17ad7e027
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